英検準1級 社会人の勉強時間とスケジュール|働きながら合格する現実的な計画【体験談】

「英検準1級、社会人だと何時間勉強すれば受かるんだろう。というか、その時間、どこにあるんだろう」

準1級の壁は、英語力の壁である以前に、時間の壁です。学生のように午後をまるごと勉強に充てることはできない。残業、家のこと、付き合い、そして疲労。「時間ができたら勉強しよう」と思っているうちに、次の試験日が過ぎていく——働く私たちの敵は、単語でも長文でもなく、カレンダーです。

私はミナと申します。フルタイムで働きながら英検準1級に挑み、4回落ちて、5回目で合格しました。今は40代でアメリカの州立大学UMGCに入学し、仕事と学業を両立しています。つまり「時間がない中でどう積むか」を、失敗込みで5周した人間です。

この記事では、準1級に必要な勉強時間の現実的な目安と、働きながらでも回るスケジュールの作り方を、私の実例つきでお伝えします。読み終わったら、あなた専用の計画が1枚できあがる構成にしてあります。

目次

結論:目安は「2級レベルから300〜500時間」。ただし総時間より「毎日の仕組み」

先に目安の数字です。英検公式は必要学習時間を公表していませんが、一般に、2級合格レベルから準1級合格までは300〜500時間程度が目安と言われます(現在地と学習効率で大きく変わります)。1日90分なら7〜11ヶ月、1日60分なら10ヶ月〜1年半という計算です。

……と聞いて、気が遠くなったでしょうか。でも安心してください。この数字には2つの朗報があります。①この時間の大半(単語・リスニング)は机に向かわずスキマ時間で消化できる、②大事なのは総時間ではなく「毎日途切れない仕組み」で、仕組みさえできれば時間は勝手に積み上がる——4回落ちた私が5回目で証明したのは、まさにこの2点でした。

あなたの現在地別|必要時間の目安

現在地勉強時間の目安重点
2級にギリギリ合格レベル400〜500時間まず語彙。パス単を最優先で回す
2級に余裕で合格レベル300〜400時間語彙+ライティングの型づくりを並行
準1級に僅差で不合格(CSEあと少し)100〜200時間弱点技能に集中投下。全体をやり直さない

※あくまで一般的な目安です。特に「僅差で落ちた人」は要注意で、悔しさから全部をやり直したくなりますが、CSEスコアを見て一番低い技能だけに絞るのが正解です。届かなかった数十点を、最短距離で取りに行きましょう(敗因分析のやり方はこちらの姉妹記事で詳しく書いています。英検準1級に何回も落ちる人へ。

期間シミュレーション|1日何分で、何ヶ月かかる?

1日の学習時間400時間到達までこんな人向け
120分(平日90+週末増)約6ヶ月受験日が決まっている・短期集中派
90分約9ヶ月標準。スキマ60分+机30分で現実的
60分約13ヶ月繁忙期がある人・育児中。長期戦の覚悟とセットで
30分約2年強正直、合格までが遠い。60分への引き上げ策を先に

この表で伝えたいのは「90分は必要」という脅しではなく、逆算の起点にしてほしいということです。次の試験まで6ヶ月なら1日2時間ペース、1年後の回を狙うなら1日60〜90分。先に受験日を決めて、そこから1日の量を割り出す——順番はいつも「試験日→1日の量」です。

働きながらの時間割|3つの型から選ぶ

1日90分と聞くと「無理」と感じますが、90分をひとかたまりで取る必要はありません。生活リズム別に3つの型を用意しました。自分の型を選んで、枠に技能を流し込んでください。

朝型:家族が起きる前に「机の30分」を確保

時間帯やること
5:30〜6:00机でライティング(型の練習・添削の見直し)or 過去問1セクション
通勤(往路20分)パス単アプリで単語
昼休み(15分)リスニング過去問1パート(先読み→解く)
通勤(復路20分)朝の単語の復習+聞き取れなかった音源のシャドーイング
寝る前(5分)今日の間違いノートを眺めるだけ

合計約90分。机に向かうのは朝の30分だけで、残りはすべて生活の動線上です。集中力が必要なライティングと過去問を、脳が最もフレッシュな朝に置くのがこの型の肝です。
朝活についての記事はこちら。

夜型:帰宅後の「儀式化」で流されない

夜しか時間が取れない人は、帰宅→着替え→机、を間に何も挟まず直結させるのがコツです。ソファとスマホを経由した瞬間、その日の勉強は消えます(私は何十回も消しました)。夜の弱点は疲労なので、重い読解は週末に回し、平日夜は「答えのある作業」(単語テスト・リスニングの解き直し)中心が続けやすいです。

スキマ分散型:机ゼロでも回る非常時モード

繁忙期・子どもの長期休みなど、机の時間がゼロになる時期のための型です。通勤・家事・入浴をすべて音声学習(単語アプリの音声、リスニング音源、シャドーイング)に充て、週末に60〜90分だけ机(過去問・ライティング)。この型だけで合格までは遠いですが、「途切れさせない」ことが最大の目的。学習ゼロの1ヶ月を作ると、再開に倍のエネルギーが要ります。

平日と週末の役割分担|「平日は仕込み、週末は試合」

  • 平日:インプットと反復(単語・リスニング・ライティングの型練習)。細切れでできるものだけを置き、「今日は何をやるか」を考えなくていい状態にします。
  • 週末:時間を計った過去問演習(できれば技能通し)と、その復習。本番は約2時間の集中戦なので、通しの体力は週末にしか作れません。月に1回は本番と同じ時間帯に模試形式で。

この役割分担にすると、「平日にできなかった分を週末に取り返す」という破綻しがちな計画から卒業できます。週末は取り返す日ではなく、平日の仕込みを試合で使う日です。

時間がない人の捻出術5つ|私が実際にやったこと

  • ①通勤を「単語の聖域」にする:往復40分×週5=月13時間超。単語学習はこの時間に完全隔離し、机では二度とやらないと決めます。
  • ②家事を音声学習にする:料理・洗濯物たたみ・掃除中はリスニング音源かシャドーイング。手と耳は同時に使えます。
  • ③スマホの1画面目を勉強アプリだけにする:SNSを2画面目以降に追放。「開いたら単語アプリしかない」状態にすると、無意識の5分が勉強に変わります。
  • ④「やらないこと」を先に決める:合格までの期間限定で、動画の深夜視聴・完璧な家事・気乗りしない誘いを休む。時間は探すものではなく、何かをやめて空けるものです。
  • ⑤家族・同僚に宣言する:「◯月の英検を受ける」と口に出すと、周囲が時間を守ってくれるようになります。恥ずかしければ「勉強中の資格がある」だけでも効果があります。

直前1ヶ月の時間配分|新しいことを始めない

試験1ヶ月前からは、学習の内訳を切り替えます。新しい単語帳・新しい問題集には手を出さず、①過去問の時間計測演習、②間違いノートの反復、③ライティングの型の最終確認、④二次面接の音読・想定問答に配分を寄せてください。直前期の不安は「新しい教材」ではなく「やったことの反復」でしか消えません。

二次面接の練習だけは、独学で完結しにくい領域です。声に出して意見を言う練習相手——家族でも、オンライン英会話でも——を直前期の計画に必ず1枠入れておきましょう。

\ 二次面接の練習相手に。合格後の英語にもそのまま繋がる/

※25分無料・クレカ登録不要

実際にビズメイツを体験した私の書いたレビュー記事はこちら。

ビズメイツの教材紹介記事はこちら。Assist Lessonで面接練習も出来るようです。

【実体験】働きながら合格した私の実際のスケジュール

私が英検準1級に合格したのは2023年度の第3回目の試験なので2024年の3月くらいだったと思います。
始めて受けたのは2022年だったと思うのでだいぶかかりました💦

とにかく単語力が大事なので隙間時間を見つけては単語力の増強をはかって単語の暗記をやっていました。
つまり私がやっていたのは隙間分散型の学習方法です。

ただし英作文対策については机の上で集中してやる必要があるので朝の時間にやっていました。

なんだかんだいって試験直前の時は1日3時間くらい学習していました。

平日の仕事の忙しい時、仕事の繁忙期でも隙間時間で出来る単語の暗記だけは毎日継続してやっていました。
1日でも休むと休み癖がついてしまうのが怖くて、どんなに忙しい日でも5分だけは単語を覚えようとしていました。最初に5分だけと思っても1度作業に入ると不思議ともっと長時間できてしまっていました。

とにかく諦めずに毎日少しでもやる事が大事だと思いますし、その考えで現在は英検1級に挑んでいます!🔥

よくある質問(FAQ)

Q. 1日30分しか取れません。諦めるべき?

A. 諦める必要はありませんが、期間が2年規模になる覚悟と、途中で失速しない工夫(受験を定期的に挟んでCSEスコアの伸びを確認する等)をセットにしてください。まずは捻出術で30分→60分にできないかの検討が先です。

Q. 週末だけのまとめ勉強ではだめですか?

A. 単語とリスニングは記憶の性質上、間隔が空くと大きく目減りします。週末集中型より、平日15分×毎日+週末増量のほうが同じ総時間でも定着が違います。

Q. 子育て中で自分の時間がほぼありません。

A. スキマ分散型(机ゼロモード)で「途切れさせない」ことを最優先に。子どもの習い事の待ち時間・寝かしつけ後の15分など、固定で発生する細切れ時間に技能を割り当てるのが現実解です。期間は長めに、自分を責めない計画を。

Q. 何ヶ月前から勉強を始めるべき?

A. 逆です。「始めてから受験日を探す」のではなく、今すぐ次々回あたりの受験日を仮決めして、そこから逆算してください。締切のない勉強は、社会人には続きません。

Q. 仕事で疲れて頭に入りません。

A. 疲れた日は「頭を使わない勉強」(単語の復習・一度解いた音源のシャドーイング)に切り替えてOKです。ゼロの日を作らないことが、内容の質より重要です。

まとめ:時間は「見つける」ものではなく「先に置く」もの

要点をまとめます。

  • 目安は2級レベルから300〜500時間。ただし大半はスキマ時間で消化できる
  • 順番は常に「受験日を決める→1日の量を逆算」。締切が計画を本物にする
  • 朝型・夜型・スキマ分散型から自分の型を選び、時間帯に技能を固定する
  • 平日は仕込み、週末は試合(時間計測の過去問)。取り返す計画は立てない
  • 直前1ヶ月は反復に全振り。二次の練習相手だけは早めに確保

働きながらの資格勉強は、意志力の戦いに見えて、実は設計の戦いです。4回落ちた頃の私は根性で時間を探し、5回目の私はカレンダーに先に時間を置きました。結果は、ご存じのとおりです。

まずは英検公式サイトで次の受験日を確認して、仮でいいので日付を決めてください。あなたの計画は、そこから始まります。

※体験・感想は筆者個人のものです。学習時間の目安は一般的に言われる数値であり、成果を保証するものではありません。試験日程・形式の最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

英検準1級に何回も落ちる人へ|5回目で合格した私の勉強法【体験談】

時間捻出については週2-3回のオンラインレッスンのこちらの記事も良かったら見て下さい。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次